安曇野市防災講演会





平成28年度安曇野市防災講演会が9日、穂高会館の穂高公民館講堂で開催された。防災に対する知識と対策を学び、防災意識の啓発と高揚を図ることを目的に開くもの。

今年の講師は信州大学教授で地域防災減災センターの平松晋也氏。演題は「豪雨災害、土砂災害を回避し、生き残るための方法」で約350名が聴講した。

県内の土砂災害の現状や安曇野市周辺の危険度の高い地域について、かなり詳しく話した。長野県は約80%が山地で、土砂災害が発生する危険のある場所が16000ヵ所もあることを聞きて驚いた。

講師から土石流の特徴や崩壊の特徴・メカニズムを聞き、その災害から身を守るための方法論や自ら実行する防災対策を学んだ。

また、「森林といえども生き物」であり、森林の限界以上の外力が働くと、「崩壊や土石流は発生する」と聞き、何十年、何百年もの長い間では森林が大きく変化することを改めて知り、防災への感心が高まった。



2016年07月09日 Posted by宮沢豊次 at 17:46