作家・穂高健一氏「講演会」





山岳歴史小説「燃える山脈」が地元紙の市民タイムスに、昨年10月から今年の5月までの237回連載され、この6月3日には「山と渓谷社」から単行本として全国発売された。
この「燃える山脈」を執筆した穂高健一氏の講演会が7月2日、豊科公民館大ホールで開催された。
演題は「拾ヶ堰・燃える山脈」秘話である。

今年開削200年を迎え、今も安曇野を潤し続ける拾ヶ堰を巡る物語から、飛州新道、江戸から来た隠密の話などを執筆する際の取材に苦労したことも話した。





作家・穂高健一さんとはある方を通じて5月中旬に会う機会をいただき、「燃える山脈」について話を聞くことができた。
その時先生から執筆の秘話を聞き、拾ヶ堰にたいする思いの深さに感動し、もっと多くの人びとに知ってもらうことが必要と考えた。
そこで先生に講演をお願いしたところ、心良く引き受けてくださり、今回の講演会になった。

内容は農業用水路・拾ヶ堰をめぐる物語から安曇野で余った米を、米不足の飛騨へと運ぶために開削された飛州新道などを、歴史小説の面から講演した。

聴講した約500人らは、穂高さんが語る取材の秘話や、歴史小説の執筆方法などについて、熱心に耳を傾けていた。

今回の講演会には作家・穂高健一さんをはじめ、主催していただいた「市民タイムス」様には、たいへんお世話になりました。心から感謝します。



2016年07月03日 Posted by宮沢豊次 at 11:54