市区長会設立10周年記念事業

宮沢豊次

2016年10月17日 10:49



安曇野市区長会は15日、平成19年4月の発足から今年で10年目となるのを記念し、市役所で10周年記念式典を開いた。
市内全域から区長や住民、そして我々市会議員ら約350人が集まり、節目を祝った。

安曇野市の3町2村が合併した1年半後、安曇野市区長会がスタートしたが、各地域の利益を優先する代弁が多く、まとめる苦労は大変だったようだ。
安曇野市には83区があり、この10年でようやく基盤がまとまり、自治組織として成り立って来たことは、市民の協力のお陰であるが、各地区の区長、とりわけ区長会長の苦労は計り知れないものがあると察する。

区とはお互いに支え会い、助け合う連帯感により、安全・安心な地域を目指し、様々な地域課題を協働により解決するコミュニティの基盤となる自治組織である。大切な自治活動をしていく区の存在は、我々一人一人が協力して築いて行くものである。



記念講演では、26年11月の神城断層地震で被災した北安曇郡白馬村の前堀之内区長が当時の災害の状況と復興について実経験を話された。

住民同士の絆が大きな成果となった災害現場では、人を思いやり助け合う心の重要性を改めて強く感じたという。
自助、協助の大切さに公助も加わるが、近所の大切さを感じた。